WordPressを再インストールする方法。エックスサーバーのやり方

WordPressを利用してブログを運営していると、ときおり困ったことが起きます。

設定がおかしくなったり、アップデートを失敗してバグったり、プラグインが機能しなくなったりなど。

多種多様な問題が起こります。

普通はそんな問題を頑張って解決していくものです。

しかし場合によっては、問題解決よりも、Wordpressの再インストールの方が楽な場合もあります。

このページでは、エックスサーバーを使ったWordpressの再インストール。別名、クリーンインストールのやり方を紹介します。

今回の記事は管理人の備忘録的な記事になるので、他の人には参考にならない可能性があるのでご了承ください。

また、個人的なやり方なので、多少間違ったやり方かもしれませんので、そのあたりはご了承ください。

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目次

WordPressの再インストールをエックスサーバーでやるには?

WordPressの再インストールをエックスサーバーでやるには入念な下準備が必要となります。

使用するもの。

・アイキャッチ画像や記事内の画像を紐づけられるプラグイン。

用意すべきものは

・現在のサイトの投稿記事データ(すべてのデータ)。
・メディアデータ。
・CSSなどのカスタマイズ情報。
・サーバーのアップロードデータ(画像)
・使用テーマ。
・使用中のプラグイン一覧。など。

最低限でもこれだけは用意しておきましょう。

どういう準備をすれば良いのかを簡単に説明して、エックスサーバーで再インストールする方法を紹介したいと思います。

WordPressの再インストールをする場合の注意点

WordPressの再インストールをすると、外部から設置されているリンクなどが途切れてしまいます。

よってSEO的に悪影響が出る場合があります(順位の下降など)

なので、再インストールする場合はそのあたりの覚悟をしてください。

また、Wordpressの再インストール(すべてを元の状態に戻すまで)にはそれなりの時間がかかります(慣れていても1時間以上、初めてなら2~3時間、手が遅いなら4時間くらいは余裕を持っておく)。

再インストールは時間的に余裕があるときに実行するようにしてください。

ブログを再構築する間は工事中と表示させるべきか?

ブログの再構築をしている最中は、訪問者に迷惑をかけることになります。

なので、その間は工事中などの表記をするべきか?

可能ならしても良いかと思いますが、再インストールする場合、全て初期の状態に戻ります。

なので、再インストール中に工事中と表示させたいなら、.htaccessで設定しておくか、再インストールした直後に工事中と表示するプラグインを入れるかのどちらかの対処が必要となります。

工事中の表記がなくても再インストールは可能なので、工事中などの表記を出すかは管理者の采配しだいとなります。

再インストールの下準備その1.プラグインの用意

再インストールの下準備として、引っ越し用のプラグインを用意しましょう。

個人的におすすめなのは「Export media with selected content」というプラグイン。

このプラグインをインストールして有効化。

そして、Wordpresメニューの「ツール」から「エクスポート」に移行。

そうすると、エクスポートの一覧の中にExport media with selected contentが追加表示されます。

再インストールの下準備その2.データのダウンロード

Export media with selected contentを利用してデータのダウンロードをしていきます。

使い方は簡単で、ダウンロードしたいデータとExport media with selected contentの項目のチェックを入れてエクスポートを押すだけです。

例。メディアデータのダウンロードがしたいなら、メディアデータとExport media with selected contentの項目のチェックを入れる。

こうすることで、選択したデータがダウンロードできます。

ダウンロードするのは

・全てのデータ(カスタマイズ込み)
・メディアデータ(画像データは別途でダウンロードした方が良い)

この2種類に分けてダウンロードしておいた方がいいでしょう。

ワードプレスのカスタマイズを最初からやり直したいなら、投稿記事データも別途でダウンロードしておくと良いでしょう。

画像と投稿記事だけを元にカスタマイズをし直すという方法もアリです。

再インストールの下準備その3.CSSなどのカスタマイズデータをテキストに

WordPressを運営している場合、いろんなカスタマイズをしているはずです。

そういうカスタマイズをメモ帳などにコピーしておきましょう。

コピーするのは、いじった可能性のあるCSSだけでもOK。

分からない場合は、再インストール後に再度、カスタマイズする覚悟を持っておくと良いです。

全てのデータをインポートした場合、今まで使っていたサイト設定をそのまま引き継げると思います。

ただし全てのデータをインポートした場合、トラブルが発生したデータを再現してしまう可能性もあります。

トラブル発生前のデータなら問題はないはずですが、油断はできないので注意が必要です。

再インストールの下準備その4.サーバーのアップロードデータの確保

Wordprcssで使用している画像データをエックスサーバーのデータベースからダウンロードします。

手順としては

1.エックスサーバーのサーバーにログインする(FTPパスが分からない場合はエックスサーバーのアカウントログインからファイルマネージャを開く)。
2.ファイルマネージャーのメニューの中の自分のサイトアドレスのフォルダを開く。
3.「pablic_html」フォルダの「wp-content」の中の「uploads」を開く。
4.uploadsの中の画像が入っているフォルダをすべてダウンロードしましょう(フォルダごと)。
5.ダウンロード後は解凍して、フォルダ名をアップロードされている名前と同じにしておく。

この作業はやらなくても再インストールからの復元は可能かもしれませんが、記事内の画像が表示されないというアクシデントが発生する可能性があるので、頑張ってやってみてください。

再インストールの下準備その5.使用テーマの準備

ワードプレスで使用したいテーマを準備しておきましょう。

WordPressが配布しているテーマを使う場合はダウンロードの必要はありません。

逆に、テーマを別の場所で用意している人。

有料テーマを購入した人は専用サイトから有料テーマを用意しておきましょう。

※当サイトではSWELLという有料テーマを使用しています。

SWELLに興味がある方はこちら。

再インストールの下準備その6.使用中のプラグインをコピー

現在のサイトで使用中のプラグインをテキストファイルなどにコピーしておきましょう。

再インストールをすると、プラグインも全部消去されるので、リストアップしておかないと使用していたプラグインを思い出すのに苦労します。

また、リストアップするついでに、機能が重複しているプラグインはないかを調べてみるのも良いでしょう。

もしくは、削れるプラグインがないか調べてみると良いです。

WordPressを再インストールする手順その1.ワードプレスをアンインストールする

下準備が終わったら、ワードプレスの再インストールを始めましょう。

手順としては、

1.エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
2.Wordpress(ワードプレス)の項目の中にある「Wordpress簡単インストール」をクリック。
3.再インストールしたいサイトを選び、削除を選択。

こうすると、Wordpressがアンインストールされます。

WordPressの再インストールをするとデータベースも新しくなるので、データベースは放置でOK。

WordPressを再インストールする手順その2.Wordpressをインストール

WordPressのアンインストールは数秒程度で終わります。

アンインストールが終わったら

1.同ページのWordpressインストールのタブをクリック。
2.URLやサイト名、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを書き込みます(ログイン情報を変更する場合はユーザー名とパスワードをメモ帳などに記載しておく)。
3.間違いなければ、下の方にある確認ボタンを押してWordpressのインストールを実行しましょう。

しばらく待つと、管理画面のURLが表示されるので、クリックすると、Wordpressのログイン画面に飛ぶことができます。

WordPressを再インストールする手順その3.初期設定

WordPressをインストールして、ログインしたら最低限の初期設定をしましょう。

最低限やっておきたい初期設定は

・設定の一般から「WordpressのURLの確認」(httpならhttpsと書き込む。SSL化についての詳細はエックスサーバーの公式ページなどを参考にしてください。変更したら保存を忘れずに。

・メニュー欄からユーザー、プロフィールを開き、ニックネームを書く。その後、直下にあるブログ上の表示名を変更。変更を保存(ユーザーIDの漏洩防止)。

・設定内のメディアの設定。画像サイズをすべて0にしておく(アップロードした画像の別サイズの画像を自動生成するシステムらしいので0で統一)(個人の判断に任せる)。

・パーマリンクをカスタム設定にして「%postname%」(記事タイトルをURLにする)を選択(個人の設定によって異なる)

細かい設定は再インストールが終了した後にもう一度やれば良いので、とりあえずはこれくらいは設定しておきましょう。

WordPressを再インストールする手順その4.テーマのインストール

WordPressのテーマをインストールしましょう。

テーマをインストールする場合は「外観」「テーマ」からアップロードをしてください。

インストールするテーマによっては重いため、時間がかかる場合もあります。

また、時間がかかり過ぎるとテーマのインストールに失敗します。

できるだけ通信環境の良い場所でインストールをしてください。

テーマによっては親テーマと子テーマがあるので、テーマに合わせてアップロードしましょう。

ちなみにSWELLの場合、アップロード後に有効化してもユーザー認証(メールアドレス)をしないと利用できないので注意が必要です。

WordPressを再インストールする手順その5.メディアのアップロード

エックスサーバーのファイルマネージャに画像をアップロードします。

アップロードする場所は下準備で画像をダウンロードした場所と同じ場所です。

手順としては

手順その1.下準備でダウンロードした画像フォルダ(解凍済み)を右クリックで圧縮する。

圧縮する場合はフォルダを一段階下げて圧縮する。

例えば、100というフォルダの中に1、2、3というフォルダがある場合、1、2、3を選択して圧縮する。

手順その2.圧縮したデータをエックスサーバーのuploadsフォルダにアップロード(フォルダの場所は下準備の時に画像をダウンロードした場所と同じ)。

手順その3.アップロードしたフォルダを選択して展開(上部のメニューから)

手順その4.解凍されたフォルダの名前を元の名前に変える(例えば元のフォルダ名が年数なら同じ年数に名前を変える)

多少手間はかかりますが、こうすることで画像データのズレがなくなります。

例。100という名称のフォルダの中に1、2、3というフォルダがある場合、100というフォルダの中に100というフォルダがあり、その中に1、2、3のフォルダが存在する、というようなフォルダのズレが起こったりします。

こういったことを回避するための行動となります。

WordPressを再インストールの手順その6.メディアのインポート

WordPressの画面に戻り、メディア(画像)のインポートをしましょう。

手順としては

1.ワードプレスのツール、インポートに移行。一覧の中のWordpress、今すぐインストール。
2.インポーターの実行をクリック、ダウンロードしたメディアファイルを選択して、インポートをクリック。
3.投稿者の割り当てでは、投稿を既存ユーザーに割り当てるでニックネームを選択。
4.添付ファイルをダウンロードしてインポートするにチェックを入れる。
5.インポートを実行する。

※画面メディアのインポートは量が多いと失敗する可能性もあります。

失敗したら何回か挑戦してみましょう。

成功したら、ライブラリに画像データがあるかを確認しましょう。

※メディアのインポートを先にしておかないと、投稿記事をインポートしたときに画像が表示されないという事態が発生する可能性があります。

WordPressを再インストールの手順その7.すべてのデータのインポート

メディアのインポートが終わったら、全てのデータをインポートしましょう(記事データだけのインポートでも可)。

手順としては、メディアのインポートと同じやり方ですべてのデータをインポートしましょう。

データ量が多い場合は、投稿記事のみをインポートしてからすべてのデータをインポートでも良いはずです。

※全てのテータのインポートをしないとカスタマイズしたデータなどが再設定されていない可能性があるので注意してください。

すべてのデータのインポートが終わったら、投稿記事の画像表示を確認してください。

画像が表示されていない場合、回復は困難になります(画像のURLを一つずつ直すなどの手間がかかる)。

対処法としては、すべての記事を削除して、再度インポートしてみるなどの方法がありますが、場合によっては重複記事と判断される危険もありますので注意してください。

記事データがサーチコンソールで重複と判断された場合は、301リダイレクトやデータベースなどに残っている不要なデータの削除などが必要になる可能性が高くなります。

WordPressを再インストールする手順その8.プラグインの再取得

WordPressで使っていたプラグインを再取得しましょう。

プラグインの再取得のタイミングはいつでも良いです。

再インストールした直後でも、全部終わってからでも良いです。

自分の好きなタイミングでプラグインを再取得してください。

再取得したら、自分好みにカスタマイズしておきましょう。

※インポートとエクスポートに使ったプラグインは用が済んだので削除してもOKです。

WordPressを再インストールする手順その9.サイト全体のカスタマイズ

メディアや投稿記事、プラグインの準備が整ったら、サイト全体の細かいカスタマイズをしていきます。

カスタマイズ方法は個々によって違うので、メモ帳などに書いた自分のカスタマイズを参考にして、直していきましょう。

こういったカスタマイズの再設定で忘れがちなのは、サーチコンソールなどのアクセス解析の設置となります。

忘れずに設定しておきましょう(PING送信の設定とかも忘れがち)。

SWELLでサーチコンソールを設定する場合の手順

1.サーチコンソールの左メニューの下の方にある設定をクリック。
2.ユーザーと権限の「>」をクリック。
3.ユーザーの表示の中の「縦の・・・」マークをクリック。
4.所有権の確認の確認の詳細をクリック。
5.表示されたHTMLタグをコピーして、サーチコンソールの認証部分に張り付ける(この機能は、プラグインSEO SIMPLE PACKの中にある)
6.張り付けたら””で囲まれた部分以外は削除する(例、01”234”5だったら、234のみ残す)

SWELLでのサーチコンソールの設定は以上となります。

WordPressを再インストールする手順その10.サイト全体の見回り

サイト全体のカスタマイズが終わったら、サイト内に問題がないかの見回りをしておきましょう。

細かい部分の設定抜けや表示ミスなど、細かい設定忘れがあるかもしれません(投稿日や更新日の表示など)。

数記事でも良いので、おかしなところがないかのチェックをしておきましょう。

チェックが終わったらWordpressの再インストールは終了となります。

WordPressの再インストールに失敗したら?

WordPressの再インストールに失敗する可能性もあります。

とくに画像が表示されない、アイキャッチが表示されないという問題はよく聞く類の失敗です。

そういう再インストール時に問題が発生したらどうしたら良いのか?

方法はいくつかあります。

1.自分で問題を解決してみる。
2.もう一度再インストールして、最初からやり直してみる。
3.エックスサーバーの自動バックアップから復元して戻す。など。

こういう方法が取れます。

エックスサーバーの自動バックアップからの復元の手順。

1.エックスサーバーのサーバ―パネルにログイン。
2.アカウントの項目にあるバックアップをクリック。
3.自動バックアップから復元にチェック。日時を設定。すべてを取得にチェック。
4.下にスライドして、注意事項にチェックを入れて、取得を開始をクリック。
5.これで自動バックアップからのデータの復元が始まります(数時間~半日くらいかかる)

自動バックアップからの復元は、再インストールする前の段階まで戻すことができます。

再インストールした時に、確保し忘れていた情報などを再確認する場合などにも使えます。

まとめ

WordPressの再インストールのやり方を紹介しました。

管理人のやり方となりますが、一般的なやり方と大差はないはずです。

使えそうだと思ったら参考にしてみてください。

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