好きな人への依存から抜け出す方法は何がある?
依存から抜け出す方法を知りたい。
好きな人に依存するだけの毎日を変えたい。
そう思う方は少なくないかと思います。
では、好きな人への依存から抜け出す方法は何があるか?
その方法を探ってみたいと思います。
恋愛依存から抜け出したい方は参考にしてみてください。
恋愛依存は4種類のタイプに分けられる

一言で恋愛依存と言っても、その種類は4種類のタイプに分類されます。
その依存タイプというのが
・共依存タイプ。
・ロマンス依存タイプ。
・回避依存タイプ。
・性依存症(強迫的性行動症)タイプ。
これらのタイプによって対処法や乗り越え方などが変化する可能性もあります。
自分はどのタイプの恋愛依存なのかを見極めておきましょう。
共依存症の特徴

共依存とは、簡単に言えば両者ともに依存している関係性です。
・世話を焼く人(この人は私がいないとダメなんだ)」
・世話に甘える人(この人がいないと自分はダメなんだ)」
というように、互いの関係に依存する形となります。
そのため
・必要されること。
・認めてくれること。など。
そういう行動に喜びを感じることが多いです。
そして相手に依存しやすいので、人に騙されたり、DVや暴力を振るう相手でも付き合ってしまう傾向があります。
共依存症の対処法
共依存症の対処法としては
・どんなに些細なことでも自分で決断することを繰り返す。
・自分の気持ちや感情を少しずつ表に出す。主張してみる。
・1人になる時間を増やし、1人で行動をしてみる。など。
こういう行動を取ることで、相手への依存度を下げていくことができます。
共依存症になりやすい人は自己肯定感が低い人が多いです。
自分自身を認めて、決断をする癖をつけて行って下さい。
ロマンス依存症の特徴

ロマンス依存というのは、簡単に言えばロマンチックな展開(ドキドキ、ワクワクするような展開)に過剰に憧れてしまう状態です。
ロマンス依存症の特徴は
・ワクワクやドキドキが欲しい。
・身を焦がすような恋愛がしたい。など。
刺激的な恋愛を求める傾向が強いです。
なので、刺激が足りなくなった恋愛には興味が無くなりやすい傾向が強いです。
浮気中は刺激があって燃えたけど、浮気相手と結婚したら冷めてくる原因となります。
ロマンス依存症の対処法
ロマンス依存症の対処法としては
・自己肯定感を高める。
・精神の安定に努める。
・ストレスを発散させる。
・ドキドキ、ワクワクを別の形で満たす。など。
そのため、それらの負荷を解消するために刺激を求めている状態となります。
なので、そういった負担を取り除いてあげれば、ロマンス依存症は収まりやすくなります。
回避依存症の特徴

回避依存症というのは、簡単に言えば、相手に心を開かず一定の距離を保って交際する依存症となります。
特徴として、相手から好意を向けられると息苦しさなどを感じやすいです。
また、回避依存症はさらに4つのタイプに分類できます。
簡単に説明しますと、
・独裁者タイプ。上下関係を作り、相手の自尊心を下げるタイプ。正しいのは自分で間違っているのはあなた。という関係性を作り、相手をコントロールする。
・搾取者(さくしゅ)タイプ。愛、誠意、真実、嘘などの実態の言葉を使い、相手に無言の圧を与え、自分の要求を通そうとするタイプ(例。私のことを本当に愛しているなら〇〇してよね、など)。
・ナルシストタイプ。私は特別な存在だという認識を持っている、自分が大好きというタイプ。
・脱走者タイプ。自由を好み、束縛を嫌うタイプ。束縛を感じると逃げ出す場合もある。
回避依存症はこのようなタイプ分けができます。
回避依存症の対処法
回避依存症の対処法としては
・回避依存症という認識を認める。
・これまでの問題行動を振り返る。
・自己肯定感を高める。
・自分自身に安心感を与える。
・心から笑う回数を増やす。など。
こういった対処法が有効ではないかと思います。
回避依存症は問題行動から目を逸らしたり、見てみぬふりをしやすいです。
場合によっては、何が悪いのか分からないということもあります。
よって、まずは自分が回避依存症であることを認める。
そのうえで、これまでの問題行動などを少しずつ受け止めていく。
それが終わったら自己肯定感を高めて、再び回避依存をしないように努力する以外の対処法がないと言えます。
また、笑顔や安心感を加えることで、精神の安定を図るのも一つの策と言えるでしょう。
性依存症の特徴

性依存症(強迫的性行動症)というのは、簡単に言えば性行為や性的行為を過剰にして日常生活に支障をきたす状態のことです。
そのため、風俗による借金、性的感染症、周囲への悪評などのリスクが高くなります。
また、抱えたストレスが原因で別の病気や依存を引き起こす可能性もあります。
最終的には性行為のことばかり考えるようになり、日常生活にも悪影響がでるようになります。
性依存症になる原因としては、過去のトラウマによって引き起こされるパターンが多いようです。
性依存症への対処法
性依存症(強迫的性行動症)の対処法としては
・依存を止める目的を決める。
・継続するためのスキルを覚えたり、同じ境遇の仲間作りをする。
・自己啓発で自分で自分自身をコントロールする。
・依存症カウンセラーなどのプロに相談する(ただし日本では専門医は少ないので精神科などに相談することになる)。
こういった対処法が有効だと思います。
性依存症は過去のトラウマが原因で引き起こされるものが多いです。
しかし、トラウマを克服しようと努力しても、上手く克服できない場合が多いです。
よって、無理にトラウマを克服しようとはせず、自分なりのやり方で依存を止める努力をした方が良いです。
好きな人への依存から抜け出す方法

恋愛では、好きな人へ無意識に依存してしまうことはよくあります。
好きな人のことばかり考える、その人がいないと不安になる。など。
では、そんな好きな人への依存から抜け出す方法は何があるか?
依存から抜け出す方法としては
・小さな成功体験を積み重ね自分自身に自信を持つ。
・自己主張をするようにする。
・自分を見つめ直す時間を作り、瞑想をしてみる。
・自己嫌悪や自己否定はしない。ポジティブ思考を意識する。
・自立心や向上心、自制心を育てる。
・悩みや不安を相談できる人を作る。
・少しでも努力したり、成功したら自分自身を褒める。
・自分自身の心を満たす行動をする。
・他人と比較しない。自分は自分だと割り切る。
・同じ境遇の仲間と一緒に依存を乗り越える(カウンセラーや自助グループなど)。など。
こういった方法を用いることで依存する状態から抜け出せる可能性があります。
それでは、各項目について簡単に説明していきたいと思います。
依存から抜け出す方法その1.小さな成功体験を積み重ねる
好きな人に依存するのは自分に自信がないからです。
そういった人は、何でも良いので小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
成功をするという体験が積み重なることで自分の中で自信に変わっていきます。
簡易的に自信を持ちたいなら自信のあるフリをするという方法もアリです。
常に自信を持った態度を取り続けることで、次第に身体がその状態に順応しようと働きかけます。
やがて、自信を持ってないのに自信のあるようになり、心が楽になるという場合もあります。
ちゃんと自信を持ちたいなら、何かしらの成功体験を会得した方が良いでしょう。
依存から抜け出す方法その2.自己主張をする
好きな人に依存する人は、相手の機嫌を損ねたり、意に反するような態度は取れません。
嫌われたら捨てられる、フラれるという恐怖が付いて回っているため、相手に強く出ることができないのです。
最初は小さなことでOKです。
そして主張をする頻度を少しずつ増やしていきましょう。
自分の主張が通れば、それは一つの提案が認可されたということになります。
言い換えるなら一つの成功体験と主張を通したという自信を得たということになります。
そうやって主張をすることを繰り返し、時には反論を受けたりもするでしょう。
それでも主張することを繰り返すことで、相手への依存度を下げることができるはずです。
依存から抜け出す方法その3.自分を見つめ直すための瞑想
好きな人への依存から抜け出す方法として、依存する自分自身を自覚しているなら、瞑想を活用するという方法もあります。
瞑想では心を落ち着け、無の境地を目指しましょう。
相手の様子をうかがってばかりいたり、自分の感情を抑え込んでいたりしているケースが多いです。
そういった邪念に囚われずに、自分の中のごちゃごちゃした気持ちを落ち着かせてください。
瞑想することで、依存を止めようという精神が鍛えられるので、結果的に自制心を持つことができます。
依存から抜け出す方法その4.自己嫌悪や自己否定はいらない。ポジティブに
依存などを止めたいのに止められない。
自分は何てダメな奴なんだ。などという自己嫌悪や自己否定は必要ないです。
自己嫌悪や自己否定のストレスが依存という形で表に出て、その行動にまた嫌悪と否定をして力を蓄える。
このような悪循環が形成されていると言っても過言ではありません。
相手への依存を止めたいなら、むしろポジティブ思考を意識してください。
無理にポジティブになれという意味ではなく、気持ち的にでも良いからポジティブになろうという意味です。
依存から抜け出す方法その5.自立心や向上心、自制心を育てる
自立心や向上心を鍛えることで、好きな人に依存している自分から前進するキッカケになります。
・成功体験を積む。
・いろんなことに挑戦する。
・小さくても良いので目標を持つ。など。
こういった行動を積極的にする。
そうすることで、依存するのではなく自立心や向上心を育てることに意識を集中させられます。
そこで成功体験を積めば自分自身の自信へとつながっていきます。
そして、自制心をも育てることで、依存する自分の心をも制御してくれる可能性が高いです。
依存から抜け出す方法その6.悩みや不安を相談できる人を作る
依存から抜け出したいと考えても、自分一人の力ではうまくいかない場合もあります。
そんなときに頼りたいのが、悩みや不安を相談できる人です。
なので、彼氏彼女以外で悩みや不安を相談出来る人を最低でも1人は作る。
依存を止めたい場合、その作った1人に相談してみるのが良いでしょう。
彼氏彼女以外の人を頼ることが、依存から離れる第一歩となるかもしれません。
この方法は根本的な解決にはならないので、別の方法で打開策を見つけましょう。
ちなみに、相談相手はよく考えて選んでください。
依存から抜け出す方法その7.努力した自分自身を褒める
依存から抜け出すために、努力をしたなら、その努力した自分を褒めてあげましょう。
たとえ小さな出来事でも自分を褒めてあげてください。
そして、慣れてきたら少し難しいことに挑戦してまた褒める。
さらに難しいことに挑戦してまた褒める。
自分が成長するにつれて、相手への依存度も少しずつ下がっていくことでしょう。
依存から抜け出す方法その8.自分の心を満たす行動をする
依存状態から抜け出したいなら、自分の心を満たすことをしましょう。
そこで、自分自身の心を満たす言動をとる。
そうすることで、依存することでしか満たされなかった心が満たされる可能性があります。
問題なのは、心を満たす出来事が人それぞれ異なり、どんなものが心を満たしてくれるか分からない点です。
ただ、相手にしてほしいこと。自分がしたいことの延長線上に心に足りない物があるので、そのあたりから探ってみると良いでしょう。
依存から抜け出す方法その9.他人と比較しない
依存してしまうのは、自分に自信がないから。
ではなぜ自信を持てないのか?
他人と比較しても自分は見劣りする。
他人に理解できることが自分には理解できない。
そういった劣等感が他人に依存する元凶とも言えます。
なので、依存状態から抜け出したいなら、他人との無意味な比較は止める。
自分は自分。他の人と比べても意味がないと思いましょう。
比較してもむなしい結果になるので他人との比較はしないようにしましょう。
依存から抜け出す方法その10.同じ境遇の仲間と一緒に乗り越える
好きな人への依存から抜け出す方法として、同じ境遇の仲間と一緒に乗り越えるという方法もあります。
同じ境遇の仲間と一緒に乗り越えるというのは
・医師やカウンセラーなどの先生。
・自助グループの力を借りる。
・友人、知人の力を借りる。など。
依存状態から抜け出したいという意志を持った人たちや協力者のことです。
つらい境遇で心が挫けかけそう。など。
依存を止めたいと思っても、どう対処したら良いのか分からない。
一人では乗り越えられない状況でも、仲間と一緒なら乗り越えられ、継続させることも可能となります。
依存は一朝一夕では抜け出せない

好きな人に依存するのを止めたい。
そう思っても、依存する状態になってしまった場合、すぐに結果は付いてきません。
依存を克服するためには一朝一夕では叶いません。
大切なのは結果を焦らず、自分の心と向き合うこととなります。
まとめ
好きな人への依存から抜け出す方法を解説しました。
恋愛依存症のタイプには主に4種類のパターンがあります。
・共依存タイプ。
・ロマンス依存タイプ。
・回避依存タイプ。
・性依存症(強迫的性行動症)タイプ。
また、回避依存症はさらに4タイプに分類されます。
・独裁者タイプ。上下関係を作り、相手の自尊心を下げるタイプ。
・搾取者(さくしゅ)タイプ。相手の感情をコントロールし自分の要求を通すタイプ。
・ナルシストタイプ。自分が大好きというタイプ。
・脱走者タイプ。自由を好み、束縛を嫌うタイプ。
そして、好きな人への依存から抜け出す方法としては
・小さな成功体験を積み重ね自分自身に自信を持つ。
・自己主張をするようにする。
・自分を見つめ直す時間を作り、瞑想をしてみる。
・自己嫌悪や自己否定はしない。ポジティブ思考を意識する。
・自立心や向上心、自制心を育てる。
・悩みや不安を相談できる人を作る。
・少しでも努力したり、成功したら自分自身を褒める。
・自分自身の心を満たす行動をする。
・他人と比較しない。自分は自分だと割り切る。
・同じ境遇の仲間と一緒に依存を乗り越える(カウンセラーや自助グループなど)。など。
こういう方法などが有効かと思います。
好きな人への依存を止めたい場合、自分自身と向き合うことが重要となります。
自制心で止めたいのであれば心を鍛える。
感情で止めたいのなら自制心を鍛える。
依存したくないなら依存する原因を究明して対処する。
依存を止めるには時間が必要となります。
一時的に抑えても、再発する可能性もあります。
依存していると感じたら、少しでも止められるように意識しておくと以前よりマシな交流ができるようになるはずです。
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