洗い物は数ある家事の中でも面倒に感じる度合の高い作業の一つです。
そこで湧き上がるのは、洗い物したくないという感情です。
では、洗い物なしで料理を作ることは可能なのでしょうか?
今回は、洗い物なしの制限を付けた状態で、すき焼きを作れるかを検証してみたいと思います(正確にはすき焼き風)作る品目は、ご飯、味噌汁、卵、すき焼き。となります。
洗い物をださずに作れるレシピに興味がある方は参考にしてみてください。
洗い物なしですき焼きなどの料理を作るには?

洗い物なしという制限を課したうえで料理をする場合、使い捨ての道具を活用しなければ作ることはできません。
使い捨ての品を購入して使用するので、出費がかさむ可能性もあります。
洗い物が面倒だけど、出費がかさむのはためらうという場合は、イヤでも、嫌いでも、洗い物をした方が安上がりで食事を取ることができます。
衛生面を気にしないというのであれば、使用済みのカップラーメンなどの容器を洗って再利用する手が使えます。豆腐の容器を再利用することで、お椀代わりにもなります。
洗い物なしですき焼きを作るのに必要な道具は?

洗い物を出さずに料理を作るために必要な道具を紹介します。
・紙皿(ご飯を乗せるため、ラップでも代用可)
・紙コップ×2(1つは味噌汁用、もう1つはとき卵用、卵は好みで)
・使い捨てナイフ(キッチンバサミでも代用可能だが洗い物が出てしまう)
・使い捨てのまな板(まな板代わりに複数枚のラップを重ねて使用してもOK)
・紙鍋
・紙鍋ホルダー(加熱機器をIHクッキングヒーターにする場合は不要)
・紙鍋の加熱機器(卓上コンロ(一人用)かIHクッキングヒーターのどちらか)
・割りばし。
以上の8点が必要になります。
使い捨てのまな板は、食材を切るときに使いますが、まな板を使用しない場合には必要がなくなります。
紙鍋は紙でできたなべという認識でOkです。
紙を火にかけると燃えると思うかもしれませんが、紙に水が含まれていると紙の燃える温度まで上がりません。よって、紙なのに火にかけても燃えない紙鍋を使えば、紙でお湯や鍋物を作ることも可能となります。
紙鍋はIHクッキングヒーターなど、火を使わない加熱機器を使用すれば燃える心配もありません。ただし、IHクッキングヒーターで金属制の物を加熱する場合は、火事の危険が少なからずあるので、使用中は目を離さないように注意してください。
すき焼きを作るための材料は何がいる?

すき焼きの材料は、
肉(牛でも豚でもお好みで)
ネギ
しらたき
しいたけ
焼き豆腐
春菊など。他お好みで。
すき焼きの割り下は、
みりん
しょうゆ
砂糖など。
入れる量はお好みで調整してください。
※すき焼きを作る際、紙鍋を使用します。
紙鍋は水を入れずに普通に火にかけると燃えてしまうので、牛脂を焼いて溶かすのは難しいです。牛脂を焼いて溶かしたい場合は、IHクッキングヒーターを使用すると良いでしょう。IHクッキングヒーターがない場合は、茹でて溶かすなどの工夫が必要となります。
洗い物を出さずにすき焼きを作ってみよう

①紙鍋に具材が入るように、一口サイズに切っていく。
(具材は使い捨てナイフでカット)
②ネギなど、焼き目が必要な食材は、この段階であぶっておく。
③紙鍋に水を入れて沸騰させ、しらたきなどを下茹でする。
(紙鍋は水を入れて火にかけると燃えない性質を持っています)
(電気ケトルなどで湯が作れない場合、紙鍋で湯を沸かし、味噌汁を作ります)
④下茹でした湯を捨て、割り下を作る。
(割り下の水分が少ないと紙鍋が燃える危険があるので、ある程度の水分が必須となります。水分が足りない場合は湯などで水増し、そうすると薄味になるので濃いめの味付けが必要になりやすいです。やりすぎると塩分過多になるのでバランスを見てほどほどで調整してください(IHクッキングヒーターを使用しているなら水分の心配はありません))
⑤割り下が煮立ってきたら、肉を入れる。
⑥肉の色が茶色く変わってきたら野菜類を入れて、さらに煮る。
⑦味付けを調べて、しょうゆ、砂糖などで調整をする。
⑧ご飯と味噌汁、卵を用意して食べる。
(ご飯は前日の残りやパックご飯、味噌汁は紙コップに材料を入れて電気ケトルから湯を入れて作ります)
あとは卵を付けるかどうかはお好みで、すき焼きが完成するはずです。
ただ、紙鍋はサイズが小さいので、おかわりを前提にして作ったほうがバランスが良いかと思います。
まとめ
洗い物したくないから、洗い物を出さない料理を考えてみるという趣旨のもと、洗い物なしで作るすき焼きのアイデアを出してみました。
今回紹介した方法は、洗い物なしで作ることができる反面、用意する道具が多いです。
道具の用意に多少の出費がでますので、出費をとるか面倒を取るかで判断してください。
また、今回紹介した調理道具(使い捨てナイフや紙鍋など)は、他の料理でも活躍します。
洗い物を極力出したくないけど、美味しい物を食べたいという方に向いています。
洗い物を出さずに料理ができるので、レパートリーも一気に増えるのではないでしょうか?
※注意点:紙鍋は燃えずに使用できる商品ですが、繰り返し使用するとか、水気がない状態で使用するなど、安易な使い方をすると燃えてしまう可能性もあります。中身が入ったまま紙鍋が燃えると、大惨事になりますので、使用上の注意をよく読み、正しく使うように心がけてください。
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