質問をしたら、回答してくれるchatGPT(以下チャットGPT)には、どのような危険性や問題点があるのか?
ということで、チャットGPTに関する危険性や問題点などを調べてみたいと思います。
チャットGPTを利用する人や危険性を知っておきたいという人は参考にしてみてください。
チャットGPTには危険性や問題点はあるのか?

質問をスムーズな言語で返してくれるチャットGPT。
実際に経験したことのある人は分かると思いますが、かなり的確に返してくれます(質問の仕方にもよる)。
ただ、便利なシステムだからこそ、逆に危険性が増す場合もあります。
では、チャットgptにより引き起こされる危険性や問題点は何があるのか?
・誤情報を正しい情報として提示してくる。
・AIのバイアス(AIが学習データやアルゴリズムの偏りによって、特定のグループに対して不公平な結果を出してしまうこと)により差別的な表現が含まれる可能性がある。
・人を騙すフィッシング詐欺などに悪用される(すでに実害が出ているっぽい)
・論文や作文などを書かせて宿題を誤魔化すなどの学力や言語能力の低下。
・人間の思考力を低下させる危険がある。
・依存してしまう人が出る。
・サイバー攻撃などに利用される危険性あり。
・重要な機密情報などを質問の回答という形で漏洩する危険がある。
・仕事を奪われる危険性も少なからずある。
・チャットgptのサーバーにハッキングをされるとユーザーの入力データが流出する可能性がある」。
・違法な質問を拒否するロックを外されると、違法性のある質問にも答えてしまう。
・フェイクニュースなどの世論工作に使用される。
・事件を引き起こしてしまう危険がある。
・AI生成コンテンツの著作権が曖昧で、無断利用すると著作権侵害になるリスクがある。など。
ざっと調べてみただけでも、これくらいの危険があります。
チャットGPTは優秀な機能を持っているからこそ、それを悪用すると危険性が際立ちます。
チャットGPTの危険性その1.誤情報を正しい情報として提示する

チャットGPTは、数多の学習ソフトなどで情報を収集して情報を開示しています。
情報が足りない場合は、検索して上位表示されている記事からデータを収集しているようです。
そのため、データの正確性には疑問が生まれます。
仕入れた情報や教えられた情報が正しくなければ、それは間違った情報となります。
チャットGPTの場合、それらの誤情報でも正しい回答として提示してきます。
なので、チャットGPTの情報を鵜呑みにしてしまうと危険。というわけです。
チャットGPTの危険性その2.人種差別的発言をする可能性あり

人間同士の会話なら、特定の発言が人種差別になるかもしれない。と事前に判断できます。
しかしチャットGPTはAIなので、その微妙な発言の危険性を判断しにくいです。
チャットGPTの危険性その3.人を騙すフィッシング詐欺などに使われる

チャットGPTは極めて自然に会話ができるAIとなっています。
海外などでは、チャットGPTを悪用した事件などもすでに起きているようです。
日本で同様の事件が起こるかは未知数ですが、用心しておいて損はないでしょう。
チャットGPTの危険性その4.論文や作文を書かせて学力や言語能力が低下する危険性

チャットGPTは質問すれば回答を返してくれます。
それがたとえ、個人の宿題などでも。
出力された情報を論文や作文に書き写してしまう。
そういう学生が登場してもおかしくないでしょう。
結果として、学生の文章理解力や言語能力、ひいては学力の低下まで引き起こす危険があります。
チャットGPTの危険性その5.人間の思考力を低下させる危険性

チャットGPTは質問すれば何でも答えてくれます。
分からないことがあれば何でも質問すればいい。
そう考える人が少なからず出てきてしまいます。
ただこれは、Google検索で調べれば何でも分かるから人間の思考力が落ちる、という話と同じタイプ話と言えます。
チャットGPTは優秀ですが、結局は使う人次第ということでしょう。
チャットGPTの危険性その6,依存してしまう人が出る

チャットGPTの危険性として挙げられるのが、依存者が出てしまう危険性があるという点です。
質問すれば何でも返してくれるチャットGPT。
それはまるで、知らない人と会話をしているような錯覚さえ覚えます。
となれば、一人暮らしの人にとっては絶好の話相手となります。
チャットGPTの危険性その7.サイバー攻撃に利用される危険あり

チャットGPTは機能の高さから、サイバー攻撃に利用される危険性が常にあります。
ウイルスや詐欺、そういうトラブルにも見舞われるかもしれません。
チャットgptのサイトに飛んだら、何かをインストールしてという情報が出て、インストールしたら個人情報を盗まれた。
なんていう事件が起きても不思議ではありません。
チャットgptの危険性その8.機密情報の漏洩をする可能性あり

チャットgptがいろんな情報を覚える時、企業の機密情報などを覚えていて、その情報が質問の回答で漏洩するという噂があります。
また、チャットGPTは学習型のAIゆえに、会社内の疑問を質問することで、その内容を覚えてしまい、回答に使用するようになり、情報の漏洩に繋がるなどの危険もあります。
機密情報をAIに入力すると、意図せずデータが記録・活用されるリスクがあるので、機密性の高い重要な話は質問しない方が賢明だと言えます。
チャットgptの危険性その9.違法性のある質問に回答する危険性

チャットgptでは基本的に違法性のある質問は却下されます。
しかし、特殊な方法を用いたり、外部から質問のロックを外されたりしてしまうと、違法性のある質問にも素直に回答してしまいます。
そうなってしまうと、犯人に余計な知識を与えてしまいます。
チャットgptの危険性その10.世論工作などに利用される

チャットgptの危険性としては、フェイクニュースなどの世論工作などに利用される危険があります。
出力される文章を軽く指定してあげれば、新聞のような記事を簡単に作ることができます。
よって、悪意のある人物が利用すれば、フェイクニュースを簡単に作成することもできます。
チャットGPTの危険性その11.思わぬ事件を引き起こしてしまうことがある

悩みを持っている人がチャットGPTに相談して、その回答が犯罪や事件につながってしまうという可能性もありえます。
実際に、悩みを相談して、チャットGPTの返信に対して行動した結果、人が死んでしまったという事件もすでにあります。
ほかにも、犯罪の手口の提供、悪意あるチャットボットの作成、偽情報の拡散など、技術の進歩は使い方次第でいかようにも悪用できてしまいます。
チャットGPTの危険性その12.記事制作や商用利用で利用するなら著作権に注意

チャットGPTを副業に活用したいと考えている人も多いと思います。
指定すれば膨大な量のテキストを自動で生成してくれるので、記事制作が楽になると考えるわけです。
しかしこの場合、チャットGPTで作成した文章の内容に気を付けてください。
なぜなら、チャットGPTが生成する文章には著作権の問題が絡む可能性があるからです。
AIが学習したデータには既存のコンテンツが含まれており、生成された文章が既存の記事や書籍と酷似してしまう場合があります。 そのため、そのままコピペして使用すると、著作権侵害になるリスク があります。
また、AIが作成した文章には事実誤認や曖昧な情報が含まれることもあるため、必ず内容をチェックし、編集・加筆することが重要です。
商用利用する場合は、オリジナリティを加えたり、リライトを徹底することでリスクを回避 しましょう。
一時的に上位表示されても、安定して上位をキープするのは難しいでしょう。
理由としては、Googleは自動生成された記事を上位表示させにくい傾向にあるためです。
収入が目的なら、アクセスのある記事を複数作り、内部リンクで収益化させたい記事にアクセスを流すなどの対策が必要になります。
チャットGTPは使い方を間違えると意外な危険性もある

チャットGTPは使い方を間違えると、意外な危険もあったりします。
・思考力の低下。
・回答の悪用。
・回答の再利用で著作権違反。
・回答を利用して宿題などの代理執筆でトラブル。
・依存することでチャットGPTの回答が絶対的な正解だと思い込む。など。
このような情報が頻発すると、情報の真偽性も疑われ、人の心に疑心暗鬼が生まれてしまう可能性があります。
さらには、世の中の経済などにも深刻な打撃を与える可能性もあり、そのような事態になると、悪用した本人にも被害が及ぶこともあり得るので、チャットGPTを悪用しないように気を付けてください。
まとめ
ざっとですが、チャットgptの危険性や問題点などを紹介しました。
結局のところ、どんなに高性能なものが生まれても、それを使用する人間次第で善にも悪にもなるものです。
チャットgptを利用するなら、お試しの範囲で遊んでみるのが一番だと思います。
ちなみに、チャットgptの登録で電話番号の入力がイヤな人は、Bing AIを利用すると良いでしょう。
Bing AIはチャットGPTと似た機能を持っているので、チャットGPTがどんなものか知りたい方にもおすすめです。
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