卵かけご飯の美味しい作り方や食べ方

卵かけご飯の美味しい作り方や食べ方などを紹介していきます。

卵かけご飯(TKG)を美味しく食べたいという方は参考にしてみてください。

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目次

毎日卵かけご飯を食べたい方への注意

最初に注意事項を説明します。
卵かけご飯は美味しいですが、毎日摂取することはおすすめできません。

栄養バランスが偏るというのもあるのですが、それだけではありません。
ナマ卵には皮膚や髪の健康を保つビオチンという成分の吸収を邪魔するアジビンという成分が含まれています。

なので生卵を頻繁に食べていると、肌荒れや白髪が増える可能性があります。

どうしても頻繁にTKGを食べたい場合は、卵黄だけの卵かけご飯と加熱処理をした白身を食べるように対処してください。

ナマ卵は常温保存か冷蔵保存か?

ナマ卵は常温で保存するべきか?
それとも冷蔵保存しておくべきなのか?

おすすめは冷蔵保存(10℃以下が目安)です。

常温保存の場合、卵が悪くなる速度が早まる可能性が高いです。
最悪、食中毒になる可能性もあるので、卵は冷蔵保存するようにしましょう。

生卵はいつまでに食べれば良いのか?

購入した生卵は長期間の保存はできません。
だいたいの流通から2週間前後で賞味期限がくる卵が多いはずです。

生卵の場合、賞味期限以内でも悪くなる可能性があり、食中毒を引き起こす危険もあります。
卵かけご飯を食べる場合、生卵を長期的に放置せずに購入から1週間~10日以内に食べ切るようにしましょう。

冷蔵庫で冷やした卵で卵かけご飯を作る場合、卵を常温で5分くらい経過させてから使ってください。
そうすることで、冷えすぎて食感の悪くなっている卵でも美味しく食べられます。

卵かけご飯の卵のサイズはどのくらいが良い?

卵にはSやMなどのサイズが設けられています。
では、卵かけご飯にはどのサイズの卵が良いのか?

基本的には標準のMサイズがおすすめです。

卵のサイズの違いは白身の量です。なので、Sが白身が少なく、Lが白身が多いという基準になります。なので卵のサイズは白身の量で判断すると良いでしょう。

以上の観点から、卵かけご飯にはMサイズの卵を使用すると良いでしょう。
白身をたくさん食べたいという方にはLサイズをおすすめします。

卵かけご飯専用の卵や醤油は買った方がいいのか?

美味しい卵かけご飯を食べたいと思った時に考えるのが、卵かけご飯専用の卵や醤油の存在です。

これらの商品は卵かけご飯に特化した商品なので、卵かけご飯の味を飛躍的に上げてくれるように思います。

では購入したほうが良いのか?

個人的な解釈では無理に買わないでも良い思います。
未知の味への挑戦的な意味で購入する場合は買った方が良いです。

理由はいくつかあります。

1.食べ物の微妙な差異が明確に分からないと味の違いが分からない。

2.専用の卵や醬油の味が好みの味と異なると美味しく感じない。

というような理由です。

グルメな方なら味の違いを楽しむことができます。
しかし、卵や醤油の味の違いを楽しめるほど舌が肥えていなければ、専用商品を買う意味が薄れます。

また、専用商品の味付けが気に入らないと感じる場合もあります。
いつもの卵かけご飯の方が良いと思ってしまうと専用商品を買う意味がありません。

以上のことから、無理して卵かけご飯専用の卵や醤油を用意しなくても良いと思います。

卵かけご飯のご飯の量ってどのくらいがベストなの?

卵かけご飯のご飯の量ってどのくらい盛ればいいのでしょうか?

基本的には個人の好みです。
目安としては「160g」が良いところだと思います。

ご飯の量が少ないと卵の味が強く出ます。
逆に、量が多いと卵の味が薄れてしまいます。

その境界線になりうるご飯の量が160gではないかと考えます。

味の濃い卵かけご飯を食べたいなら160g未満。
お腹いっぱい卵かけご飯を食べたいなら160g以上を目安にご飯を盛ると良いでしょう。

卵かけご飯のご飯は熱々かそれとも冷や飯か?

卵かけご飯のご飯は熱々と冷や飯のどちらで作ると美味しいのか?
好みの差が分かれるところだと思います。

熱々ご飯だと、熱で卵が温められて食感が悪くなる可能性があります。
また、舌をやけどする危険もあります。

冷や飯だとご飯が塊からほぐれず、卵が上手く絡まない可能性もあります。
固まりの卵かけご飯でも美味しいのですけどね。

なので、ちゃんとした卵かけご飯をご所望の場合は、熱々ご飯を少し冷ましてから食べるのがベストだと判断します。

自分の好みに合わせてご飯を用意しましょう。

卵の卵黄と卵白を簡単に分ける方法

卵かけご飯を作るときに役立つ、卵の卵黄と卵白を簡単に分ける方法を紹介します。

やり方は簡単で、用意するものはペットボトルだけ。

1.卵を割って、中身を皿に乗せる。

卵を割るとき、卵と卵をぶつけると片方の卵だけが割れます。お試しあれ。

2.ペットボトルを握ってへこませる。

3.ペットボトルの口を黄身に当てる。

4.ペットボトルを握っている手を緩める。

5,黄身がペットボトルの中に吸い込まれる。
※吸引力や勢いが強いと黄身が崩れるのでご注意ください。

以上。

原理はスポイトとかで液体を吸い出すのと同じですね。
圧迫された空気が元に戻ろうとする力を応用して黄身を吸い上げるという方法です。

ペットボトルさえあればできるので、卵黄と卵白を分ける道具などは必要ないです。

卵かけご飯の美味しい作り方

では、本題の卵かけご飯の美味しい作り方を10品ほど紹介したいと思います。

トッピングなどは各自お好みで加えるなどの対処をしてください。

1.三層構造の卵かけご飯.サンライズの作り方

普通の卵かけご飯とは味わいの違う卵かけご飯です。

作り方は、

ご飯に醤油をかけて混ぜて、しょうゆご飯を作る。
その上に溶いた卵をかけるだけで完成する一品です。

普通の卵かけご飯と異なるのは、ご飯を醤油かけご飯にすることです。
米をしょうゆでコーティングするので、卵、しょうゆ、ご飯という3層構造が誕生します。

口の中で卵、しょうゆ、ご飯という順に味わいが広がっていくので美味しいです。

2.フワフワな卵かけご飯.フルムーンの作り方

白身のヌルヌル感が苦手だという方に向いている卵かけご飯です。

作り方。

白身をメレンゲ状に泡立てる。
泡立てたメレンゲをご飯の上に乗せる。
その上に黄身を乗せて、しょうゆをお好みでかければ完成。

メレンゲのフワフワ食感とご飯がマッチして美味しいです。
食べるときは、メレンゲで口回りが汚れやすいので注意が必要です。

3.基本的な卵かけご飯.シューティングスターの作り方

一般的な卵かけご飯だと思います。作った人も多いでしょう。

作り方。

卵と醤油をご飯にかけて混ぜるだけ。

卵としょうゆをご飯にかけて混ぜるだけの簡単調理。
おそらく、卵かけご飯といえばこのスタイルを想像する人が大多数でしょう。

味はもちろん美味しいですよね。

4.雲のような卵かけご飯.觔斗雲(きんとうん)の作り方

觔斗雲(きんとうん)は雲のようにフワフワの卵かけご飯です。

作り方。

卵黄と卵白を分けてメレンゲを作る。
完成したメレンゲを溶き卵と混ぜていく。
程よく混ざったらメレンゲをご飯の上に乗せて混ぜる。
最後にしょうゆをお好みでふりかけたら完成。

メレンゲを作る必要があるので、普通の卵かけご飯より手間が必要です。
そのかわり、いままで食べたことのないようなフワフワの卵かけご飯が食べられることでしょう。

味はもちろん美味しいです。

5.卵黄と卵白の卵かけご飯.オンリーユーとマッチョメンの作り方

オンリーユーとマッチョメンは関連性があるので一緒に紹介します。

オンリーユーの作り方。

黄身だけをご飯の上に乗せる。
しょうゆを少々。

以上。

続いてマッチョメンの作り方。

白身だけをご飯と混ぜる。
しょうゆを少々。

以上となります。

つまり、卵の黄身だけを使ってオンリーユーを食べて、残った白身でマッチョメンを作れるのです。

オンリーユーやマッチョメンを作る場合、ご飯の量を少なめにして2杯食べるなど、使わなかった卵の残りの処理が必要となります。

※マッチョメンと類似の作り方に「黄身が居ない」という制作方法もあるのですが、マッチョメンとの明確な違いが分からないので省略しています。ちなみに黄身が居ないの作り方は、余った白身をご飯と混ぜる。しょうゆを少々です。

6.冷凍した卵の卵かけご飯.デイ・アフター・トゥモローの作り方

デイ・アフター・トゥモローはちょっと特殊な卵かけご飯です。

作り方。

卵を冷凍する(皿に移した黄身の状態でも可)
冷凍した卵を解凍する(レンジで約40~50秒くらい)
卵黄が半解凍で、卵白が液体に戻っているくらいになる。
そしたら、卵をご飯の上に移動させて、しょうゆをかけたら完成。

冷凍することで卵の卵黄の味が濃縮されます。
もっちりとした食感の卵を堪能してみてください。美味しいです。

※卵の解凍はレンジを使用しましょう。
常温解凍すると菌が繁殖して食中毒になる危険があります。

7.黒い卵かけご飯.ダークサイドの作り方

通常の卵かけご飯とは違い、黒い卵かけご飯を作れます。味は濃いです。

作り方。

黄身を一晩しょうゆに漬ける。
すると黄身が醤油を吸って黒くなる。
それをご飯に乗せて完成。

黄身を一晩しょうゆに漬けたことで味が濃厚になります。
ご飯にまでしょうゆを使うと塩分過多になりますのでご注意ください。

濃い味が旨いと感じる方には好まれる卵かけご飯だと思います。

8.塩卵かけご飯.サマーソルトの作り方

しょうゆを使わない、通好みの卵かけご飯となります。

作り方。

ご飯の上に卵を落とす。
塩を振りかけたら完成。

タマゴほんらいの、素材の味を楽しみたい方に向いているTKG(卵かけご飯)です。

しょうゆを使ったTKG以外を食べてみたい方にもおすすめです。
塩のしょっぱさが卵の甘さを引き立てて美味しいです。

9.素材を味わう卵かけご飯.ゲットワイルドの作り方

余計な調味料はいらないという人向けの卵かけご飯です。

作り方。

卵とご飯を混ぜる。
調味料はなし。

単純な卵かけご飯を食べたい。
卵の味とご飯の味、それらが混ざり合った味を純粋に楽しみたい方に向いているTKGです。

調味料を使わないので卵の味がダイレクトに味わえる一品です。美味しいですよ。

10.濃厚卵かけご飯.ダブルソル(オリジナル命名)の作り方

使用する卵が2つの卵かけご飯となります。

作り方。

卵を2つ割る。
卵黄と卵白を分ける。
2つの卵黄をご飯の上に乗せる。
しょうゆを微量(お好み)かけて混ぜたら完成。
残った卵白は焼いて白身焼きにするとTKGに合うおかずになります。

ご飯の上に乗る2つの卵の黄身を太陽に見立てて、ダブルソル(2つの太陽)と命名しました。

卵を2つ使うことで通常の卵かけご飯よりも濃厚な卵かけご飯が味わえます。

卵かけご飯を作る方法は実はたくさんある

今回紹介している卵かけご飯の作り方以外にも名前の付いたTKGの作り方があります。

大まかにですが、全部で16種類の卵かけご飯の作り方に名前が付いているようです。
自分の作り方にはどんな名前が付いているかを確認してみてください。

情報元:一般社団法人日本卵かけご飯研究所(別サイトを開きます)
(目当ての情報は画面右側の画像をクリックすると見れます)

自分の卵かけご飯の作り方の名前はあったでしょうか?

なかった場合は自分オリジナルの名前を作ってみるのも面白いと思います。

どんな卵かけご飯を作ろうか迷ったら?

色々なTKGの作り方を知り、どれを作ろうか迷うかもしれません。
そんなときは自分がどのような卵かけご飯を食べたいのかを明確化してください。

ふわふわ系や濃い系、シンプル系など、種類は多岐にわたります。
作りたいものによっては事前準備も必要になるので事前に考えておくと良いです。

上手く明確化できない場合、分割して考えてみてください。

・ご飯をどのように食べたいのか?

白米でたべたい。
卵と部分的に混ぜたい。
卵と全体的に混ぜたい。
ご飯を白身と混ぜたい。
メレンゲ状にした白身とご飯を混ぜたい。
醤油ご飯にして食べたい。

・卵をどうやって食べたいのか? 

そのままご飯の上に落としたい。
溶き卵にしてご飯にかけたい。
溶き卵をご飯にかけてから醤油をかけたい。
溶き卵と醤油を混ぜてからご飯にかけたい。
卵を漬けにしてご飯に乗せたい。
冷凍して食べたい。
白身を除外して食べたい。
黄身を取り除いて食べたい。
醤油をかけずに塩で食べたい。
など。

人によって卵かけご飯の作り方はたくさんあります。
卵の使い方、しょうゆをかけるタイミング、ご飯の状態、トッピングなど、考え出すとキリがないです。

ただ、大まかに分類すれば、卵かけご飯の作り方は一般社団法人日本卵かけご飯研究所が提供している作り方にだいたい当てはまります。

食べたい卵かけご飯が明確化できないなら参考にしてみると良いでしょう。

卵かけご飯の美味しい食べ方はどんな食べ方?

卵かけご飯はどんな風に食べ方をしたら美味しいのでしょうか?
ちょっと考えてみます。

卵かけご飯が美味しいと感じるのは、卵の味を楽しむ時だと思います。

卵単体とか、しょうゆとイイ感じに絡まった卵とご飯を合わせて食べたときとか。
そういったときに美味しいと強く感じるのだと考えます。

ということは、卵をご飯全体に絡めてしまうと味の濃厚さが損なわれてしまいます。

よって、ご飯と卵は最低限に混ぜ合わせた方が美味しいと判断できます。

さらに白身がたくさんあると、卵の濃厚な味わいが分散してしまいます。
なので、黄身だけをご飯に乗せていくのが美味しく食べる方法だと考えます。

そう考えると、ご飯が卵を絡まないと味わいが半減するので冷や飯より、温かいご飯。
ただ、熱々ご飯だとご飯の熱で卵の食感が微妙に悪くなる危険もあります。

ならば、用意するのは熱々を少し冷ました温かいご飯がベストだと言えます。

以上のことを踏まえて、卵かけご飯の美味しい食べ方は

卵黄を程よく温かいご飯の上に落とし、しょうゆを数滴落とす。
そして、混ぜずに軽くほぐした卵黄とご飯としょうゆをまとめて口の中に入れて食べる。

このような食べ方が、卵かけご飯の味を堪能できる美味しい食べ方になるのではないかと考えます。

※人の味覚は千差万別なので、あくまでも個人的意見としてとらえてください。

TKGの食べ方をひと工夫してみると面白い

茶碗にご飯をよそい、卵をかけるだけで完成するシンプルな卵かけご飯。
その食べ方をひと工夫することで、違った楽しみ方ができます。

作り方。

ご飯をよそうときに普通に盛るのではなく壁を作る感じに盛ってください。
イメージ的には茶碗の中心にご飯でダムの壁を作る感じです。

そしたらダム壁ご飯の左右に卵黄と卵白に分けた卵を入れてください。
こうすることで、左からは卵白と混ぜたご飯を、右からは卵黄を混ぜたご飯を楽しめます。

最終的にダムを決壊させるように卵白と卵黄、ご飯を混ぜ合わせたTKGが堪能できます。
一度の食事で3つの味が楽しみ方ができる食べ方となります。

卵かけご飯をお弁当で楽しむことは可能?

卵かけご飯は美味しい。
だからお弁当でも卵かけご飯を食べたい。

そう考える人もいます。

しかし、ネックとなるのが生卵の存在です。
持ち運びの途中で割れてしまっては台無しです。

では、生卵を割らずに持ち運びする方法はないのか考えてみたいと思います。

生卵を持ち運びする方法3選

生卵を割らずに持ち運びする方法

1.生卵の購入時についている卵容器に入れて持ち運ぶ。

強い衝撃を与えると割れますが意外と耐久力はあります。

2.生卵を衝撃緩衝材(ぷちぷち)で包んで持ち運ぶ。

生卵専用小箱を用意して、箱の中に衝撃緩衝材(ぷちぷち)を敷き詰めておきます。
万全を期すなら、生卵にも緩衝材を巻いて小箱の中に入れて持ち運ぶと良いでしょう。

準備は面倒ですが、割れやすい生卵を持ち運ぶならこのくらいした方がいいです。

3.水筒の中に生卵を入れて持ち運ぶ。

水筒の中に水を満杯まで入れて、その中に生卵を入れるだけ。
水の圧力で強い衝撃が外部からきても、水筒内の水圧でガードしてくれます。

水筒内から生卵を出すときは、水筒の中の水を出しながら卵を取り出す必要があるため少々面倒です。
場合によっては水筒の中で生卵が割れる可能性もあるので注意が必要です。

また、水筒という手荷物が増えるので、荷物が増えるのはイヤという人には向いていない方法となります。

以上、いずれかの方法を使えば、お弁当に生卵を使うことも可能でしょう。
簡単に実践できそうなのは2の小箱と衝撃緩衝材を使う方法ですね。

卵かけご飯をお弁当でも食べたいという人は実践を検討してみてください。

注意;黄身だけをご飯の上に乗せて、お弁当として持ち運ぶことも可能ですが、生卵を常温で長時間放置すると食中毒になる危険性が跳ね上がるのでおやめください。

まとめ

卵かけご飯はひと工夫するだけで、多種多様な様変わりをしてくれます。

卵やしょうゆ、ご飯だけで今回紹介したようなたくさんの種類があります。
ここに調味料やトッピングなどが加わるのですから果てしないです。

自分だけの調味料やトッピング、自分だけの調理方法でオリジナルTKGを創作してみてください。

今回紹介した卵かけご飯の作り方は基本の型です。
組み合わせたり、作り方を変えてみたりするなど、自分なりのアレンジを加えてTKGを作ってみましょう。

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